抹茶をクッキー、ケーキ、クリームなどに配合する場合、レシピ上のリスクは茶粉そのものだけにとどまりません。乳製品、卵、ナッツ類、グルテン、そしてコンタミネーション(交差接触)も、欧州の消費者に向けた配合表示に影響を与える可能性があります。茶粉と他の原材料を分けて記録しておくことで、コミュニケーションが格段に明確になります。
どの工程で抹茶を使用するかをまず整理する
生地に直接ふるい入れるのか、あらかじめ液体で溶くのか、あるいはクリームや油脂類と合わせるのかによって扱いが異なります。同一の粉であっても、レシピの違いにより使用量、色、香りは変わります。食品用抹茶は食品加工向け用途として分類されていますが、「食品用」という名称自体が最終製品全体のアレルゲン評価を代行するものではありません。
サプライヤーの資料と自社の配合データを分けて管理する
サプライヤーに対しては、製品名、原材料、ロット、製造環境、提供可能な検査資料やラベル情報の有無を確認してください。自社の厨房や製造現場においては、乳、卵、ナッツ類、グルテンを含む原材料の有無、および同一の器具で他の食品を取り扱っていないかを記録します。書面による確認が取れていない項目は「確認中」と表記し、「純粋な抹茶粉であること」をもってコンタミネーションが存在しないと判断しないでください。
小規模な試作を経てから規模を拡大する
まずは半量の分量で試作を行い、抹茶の配合量、焼成温度、香り、色調を記録した上で、ラベル言語、内容量、保存方法、配送先国を確認してください。製品在庫、検査項目の範囲、税金、配送方法、納期は、製品のロットおよび個別のご注文内容に応じて確認する必要があります。また、アレルゲン表示は仕向地の法規を遵守し、責任事業者による再確認を経て確定してください。
